2015年06月26日
Windows8/8.1が正常動作しないときのセーフモード起動手順
Windows8/8.1のセーフモード起動手順は、検索すると多くのサイトで解説されているが、その多くがWindows8が正常動作してはじめて実行できる手順になっている。
しかしセーフモードは、そもそも最初に書いたように、Windowsが正常動作しないときに使いたいのであって、Windows8が正常動作するという前提のセーフモード起動手順では、まったく意味がないのである。
そこで、「Windows8/8.1が正常動作しない」ときのセーフモード起動手順の情報をまとめてみた。
1.Windows8/8.1サインイン(ログイン)画面までは表示されるとき
TSUKUMOさんのFAQに載っているこの手順がベスト。この方法であればメーカーによる違いはない。
TSUKUMO
「Windows 8 セーフモードの起動方法」
2.Windows8/8.1が起動できない時
メーカにより最初の手順(トラブルシューティングの画面を出すまで)が違う。公式サイトできちんと解説されているのは大手メーカでは東芝、SONYだけである。NEC、富士通は現時点では見つからなかった。
東芝
「セーフモード(Safe Mode)で起動する方法(Windows上で操作ができない状態)」
SONY
「Windows 8.1、またはWindows 8 セーフモードで起動する方法【正常に起動できない状態】」
参考
NECは、下記ページの「手順9」で「スタートアップ設定」を選択する。それ以降は他メーカと同じ。
「Windows 8 / 8.1でOSが起動しない状態から自動修復(スタートアップ修復)を行う方法」
2014年07月25日
WindowsVistaのパソコンがWiFi(無線LAN)でインターネットにつながらない
原因はどうも無線LANドライバの不具合らしい。
無線LAN機器大手のバッファローのFAQにもその旨の記載がある。
なお、この症状はバッファロー以外の無線LAN親機でも発生する。
バッファロー
「Windows Vistaを搭載したパソコンから無線親機への無線接続に失敗する」
解決方法は2つ。
1.メーカより無線LANドライバのアップデートが提供されていればそれを適用する
2.無線親機の暗号化をWEPに変更する
(近年は、セキュリティ上WEPは推奨されないが)
最近の無線LAN親機であればマルチSSIDになっていて、最初からWEPのSSIDが設定されている機種も多いので、その場合はそちらに接続すればよく、暗号化をWEPに変更するまでもない。
私が診断した一例は
パソコン:NEC一体型デスクトップ「PC-VN500LG」
内蔵無線子機:atheros(アセロス)「AR5006EXS」
無線LAN親機:バッファロー「WZR-450HP」
vistaのネットワークと共有センターでは「ローカルのみ」と表示されている。正常であれば「ローカルとインターネット」と表示されなければならない。NECからはドライバのアップデータが提供されていなかったので富士通が提供しているもので代用したところ、問題なくWPA-PSKのSSIDに接続でき、インターネットにつながるようになった。
2014年07月21日
ワイヤレスマウスのトラブル
しかし、ワイヤレスはワイヤード(有線)に比べると、急に反応がなくなる(動かなくなる)といったトラブルが多いのも事実です。Winodws8のパソコンでは、昨年はNECのマウス、今年は東芝のbluetoothマウスが突然動かなくなるといったトラブルが多かったです。
NECの場合、Windows8発売直後のモデルでは「RF INPUT DEVICE」がオフになっているという症状でした。
「RF INPUT DEVICE」ではなんだかわからないので「ワイヤレスマウス」という表記に改められたようですが・・・。東芝の場合はマウスの省電力設定に原因があったようです。
NEC
Windows 8でワイヤレスマウスを有効/無効に設定する方法
東芝
ノートPCに付属のBluetoothマウスを常時使用する方法
私、個人的にはワイヤードの方が確実ですし電池も不要なのでいいと思うのですが、メーカの考え方は違うようです(苦笑)。
キーボードだけでもパソコン操作はできるのですが、マウスが動かなくなると初心者の方は操作ができなくなり、強制終了するしか方法がなくなる場合があります。
高いものではありませんので、USBマウスを準備しておくと、いざというときに役立つでしょう。
2013年08月26日
Androidタブレット、スマホが無線LAN接続(WiFi)不可
お伺いしてみると、お客様の無線LANルータはバッファローの「WZR2-G300N」。
バッファローの無線LANルータの中では「イマイチ安定性に欠けていた機種」という印象があります。
お客様は、無線LANのSSIDも暗号化キー(パスワード)も把握されています。しかし、確かにタブレットもスマホも「IPアドレス取得中のまま」です。
そうなると怪しいのは無線LANルータです。WZR2-G300Nのファームウェアのバージョンチェックをすると「Ver1.52」。バッファロのホームページをチェックすると最新は「1.55」なので、早速バージョンアップを実行。
そしてAndroid端末側で暗号化キーを再度入れなおすと、あっけなくつながりました。
2010年03月22日
まだまだある偽ウイルス対策ソフト
見させていただくと、あー、これはもう典型的な偽ウイルス対策ソフトです。今回のソフト名は「Antivirus XP 2010」。
お客様によると、「メールの添付ファイルをクリックした後に」こういう症状が現れたとのこと。
確かに英文の添付ファイル付(setting.zipというファイル名)のメールが3通届いています。お客様が契約しているメールサービスはウイルスチェック&迷惑メール振り分け機能が働いていますし、PCにもNorton Internet Security 2009がインストールされているのですが、どちらも通り抜けてしまったようです。
検索してみますが「Antivirus XP 2010」にかかってしまったという情報が2、3件見つかるだけで、実際に削除したという情報はありません。日付も新しいのでどうも新種(亜種?)のようです。「Antivirus XP 2008/2009」に関してはトレンドマイクロのページにありましたが・・・。
まずはスタートアップをチェックしてみますが、それらしい項目は見つかりません。
更に調べてみた結果、具体的な情報が一つだけ見つかりました。このサイトです。何やら「av.exe」というファイルが悪さをしているようです。早速タスクマネージャを起動してプロセスをチェックします。ありました。「av.exe」を終了させると、現れていた偽の警告画面や通知領域(タスクトレイ)にあったアイコンも消えますので、これで間違いなさそうです。しかし、しばらくするとまた勝手に「av.exe」が起動してきます。なかなかしつこそうです。
「av.exe」は確かに記載のフォルダにありました(隠しファイルとシステムファイルはすべて表示)。具体的な削除手順は上記サイトの手順に従います。
最近、弊社への駆除依頼がなかっただけで(苦笑)、世の中にはいろんな偽ウイルス対策ソフトがあるようです。
見知らぬメールの添付ファイルは絶対にクリックしないでください!
2010年01月28日
偽ウイルス対策ソフト
最近は少なくなってきているのかと思ったのですが、「偽ウイルス対策ソフト」の被害はまだまだあるようです。
パソコンはWindowsXP SP2。今回は「Security Central」というソフト名で、初めてみるものでした。タスクトレイに表示されているアイコンは、Windowsセキュリティーセンターのアイコン(盾のアイコン)を真似ています。主な症状はアイコンをダブルクリックしても反応がなく、アプリケーションが起動できなくなるというものでした。
数年前の偽ウイルス対策ソフトは、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」に表示されて、比較的簡単にアンインストールできるものも多かったように思いますが、今回は表示されません。
ということでまずはセーフモードで起動。「Security Central」は起動してきません。アプリケーションも正常に起動できます。「msconfig」でスタートアップをチェックします。するとそのままの名前で項目がありましたので、チェックを外し再起動します。通常モードでも「Security Central」は起動してきません。これでこの項目が「Security Central」で間違いありませんので、スタートアップで記述されていたパスのプログラムを削除しました
お客様のパソコンにはウイルス対策ソフトはインストールされていませんでした。ルーターもなくブリッジモデムと直結です。メモリも256MBでしたので、まずはメモリ増設と「Microsoft Security Essentials」のインストール及びスキャンをお奨めしました。
「Security Central」の情報(ThreatExpert)
2009年07月21日
USBの相性
USB接続の外付けHDDをつないだ状態で、パソコンのスイッチを入れると、Windowsのロゴ画面またはようこそ画面でフリーズ。起動した後つないでも、とたんにパソコンの動きが重くなる(ほぼフリーズ状態)。外すと正常に戻るというトラブル。エラーメッセージ等はなし。
パソコンは富士通のデスクトップ「C18SA」、OSはWindowsXP Home SP3。パソコンはリカバリした直後とのこと。外付けHDDはバッファローの「HD-HES1.0TU2」。バッファローのホームページで対応状況を検索すると、この組み合わせはOK。これは如何に。
事前に富士通のホームページで調べておいたのだが、C18SAには「USBデバイスを接続した状態で、ごく稀にWindowsロゴ画面表示のまま装置が起動しないことがある問題を修正しました」というBIOSのアップデータがあり、早速これを適用。しかし改善しない・・・。
次に「HD-HES1.0TU2」の初期不良の可能性もあるので、持ち込んだWindowsXP SP3のパソコンとお客様がお持ちのWindowsVistaのパソコンにつないで検証。どちらも問題なく動作するので初期不良の可能性は少ない。
デバイスマネージャでは外付けHDDは認識されている。念のためバッファローのTurboUSBのユーティリティは削除。PC連動AUTO電源機能をOFFにしてもだめ。
次に、C18SAのUSBコントローラを確認してみると「 sis 7001 pci to usb open host controller」。ネットで検索してみると下記のようなサイトが見つかり、どうも一癖ありそうな感じ。
SIS700x系USBホストコンロトーラの対応につきまして(センチュリー)
これはおそらくUSBの相性問題と推測。ただ念のため、バッファローFAQに記載の対策1から5をやってみた(今回は対策6は該当しない)
USB機器を接続しているとパソコンが起動しません(ストレージ)(バッファロー)
やはり改善なし。バッファローのサポートにも電話したがこれ以上の方法はない模様。となると解決策は、やはりUSBインターフェースカードの増設しかない。
今回はUSBカードを持ち合わせていないので、後日再訪問に。
選んだUSBカードはバッファロー「玄人志向」の「USB2.0N-CB」。選択した理由は、USBコントローラがNEC製のものであることが明記されていること、お客様のパソコンにPCカードスロットがあったこと、価格が安価なこと。
結果は問題なく動作。PC連動AUTO電源機能もOK。テストでの書き込み削除もOK。外付けHDD正面のアクセスランプも「赤色」に点灯し、USB2.0で動作していることが確認できた(「sis 7001」では「緑」点灯でUSB1.1動作だった)。
2009年06月10日
Internet Explorer(ブラウザ)のツールバーにご注意を
この2、3年でしょうか、googleやgoo、yahooなどの大手検索サイトが、Internet Explorer(以下IE)などのブラウザに組み込んで、自社の検索や各種サービスを、より使いやすくするための(使ってもらうための)「ツールバー」というソフトを配っています。これ以外にも、ウイルス対策ソフトの機能の一つとして、ホームページの安全性などを評価するツールバーなどもあります。
このツールバーがなかなかの曲者で、IEの動作を不安定にすることがあります。最近この事例が増えています。IEがまったく起動しないこともありました。
ツールバーは、自分が意図しなくても、購入時点で既にインストールされていたり、いろんなソフトと同時に自動的にインストールされてしまう場合も多く、お客様宅に訪問すると、IEの中に各社のツールバーが何段にもなっているパソコンを最近よく見かけます。
もし最近IEの動作が不安定な場合は、ツールバーを疑ってみてください。IE7とIE8にはツールバーなどの拡張機能をすべて無効にして起動させる方法(アドオンなし)がありますので、それを使って診断するのが確実です。
もし使っていないツールバーがある場合はアンインストールしましょう。いま使っているツールバーも最新のバージョンか確認して下さい。特にIEのバージョンを上げるときには、いまインストールされているツールバーは一度アンインストールする方が安全です。
参考リンク(マイクロソフト)
Internet Explorer 7のアドオン