ADSLサービスが終了するので、auの「Wi-Fi WALKER」に乗り換えたが、インターネットにつながらないというお客様。電話の時点では「ADSLが終了?まさか・・・。また悪質な代理店が嘘の情報で強引な勧誘をしているのか」と思ったのですが、実際にお伺いしてみてみると、なんとまあ本当でした。
サービスを終了するのは、auが提供している「ADSL ONE」というサービスでした。「お客様がお住いの地域で利用者が減少しているから」というのが理由で、全国一律で終了というわけではないようです。従ってau one netのホームページにもこの件に関しては記載がないようです。もともと「ADSL ONE」の加入者は少なかったと思いますが、他事業者含めて「ADSLサービス終了」と聞いたのは初めてなのびっくりでした。なお、NTTやYahooBB、旧イー・アクセス系のADSLも、加入者数は減少していますが、まだ一定数の加入者はあるため、サービス終了はかなり先のことと思います。
で、auが同封のパンフレットで乗り換え先として勧めてきたのがモバイルサービス(WiMAX)の「Wi-Fi WALKER」でした。お客様は戸建てにお住まいで「auひかり」も使える地域ですが、「Wi-Fi WALKER」をなぜか勧めています。この辺は何かauの事情があるのでしょう。
ネット接続できないのは、一つ前の記事で書いた「vistaの無線LANドライバの不具合」が原因でした。「Wi-Fi WALKER」のルータはファーウェイ社の「HWD14」。SSIDと暗号化キーが記載のシールが添付されているのですが、そこに落とし穴がありました。
シールには2つのSSIDの記載があり、SSID1はWPA、SSID2はWEPとなっています。今回はSSID1にはパソコン側の不具合で接続できないので、SSID2に接続すればいいのですが、パソコンからはSSID2が見えません。SSID2はステルス(隠蔽)になっているのかと思いましたが、そうでもない様子。それで「HWD14」のWEB上の詳細マニュアルを見ると、なんと初期状態では、SSID2は無効になっているとのこと。それならシールや添付されている「はじめてガイド」にその旨の記載があるべきです・・・。
(あとで「はじめてガイド」をよく読むと、ニンテンドーDS設定の項目に、「SSID2を使用するには設定ツールによる設定が必要です」とだけ記載がありました(苦笑)。なおSSID2を有効にするとWi-Fiスポット機能は使えなくなるとのこと)
SSID2を有効にするにはルータ単体では不可能で、パソコンからルータの設定画面を開かなければならないとのこと。そうなるとパソコン初心者の方にはちょっと難しくなるでしょう。で、いったんパソコンと「HWD14」を添付のUSBケーブルで接続。ドライバが自動でインストールされるのでしばらく待ちます。そしてブラウザを立ち上げ設定画面を開きSSID2を有効にしました。これでパソコンからSSID2が見え、無事にインターネットに接続することができました。
あとこの乗換はau one net内でのプラン変更かと思ったのですが、お客様にau(KDDI)に確認してもらうと、どうもそうではない様子です。ADSLの時に使用していたメールアドレスを継続して使う場合は「ADSL」から「ミニミニコース」への変更が必要とのこと。このあたりも乗り換え案内パンフレットには記載がなくちょっと不親切ですね(もし見落としでしたら申し訳ありません)。
インプレス ケータイwatch HWD14レビュー記事
2014年07月28日
au one net(旧DION)「ADSL ONE」サービスの終了
posted by admin at 20:42| Comment(0)
| インターネット
この記事へのコメント
コメントを書く