最近は少なくなってきているのかと思ったのですが、「偽ウイルス対策ソフト」の被害はまだまだあるようです。
パソコンはWindowsXP SP2。今回は「Security Central」というソフト名で、初めてみるものでした。タスクトレイに表示されているアイコンは、Windowsセキュリティーセンターのアイコン(盾のアイコン)を真似ています。主な症状はアイコンをダブルクリックしても反応がなく、アプリケーションが起動できなくなるというものでした。
数年前の偽ウイルス対策ソフトは、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」に表示されて、比較的簡単にアンインストールできるものも多かったように思いますが、今回は表示されません。
ということでまずはセーフモードで起動。「Security Central」は起動してきません。アプリケーションも正常に起動できます。「msconfig」でスタートアップをチェックします。するとそのままの名前で項目がありましたので、チェックを外し再起動します。通常モードでも「Security Central」は起動してきません。これでこの項目が「Security Central」で間違いありませんので、スタートアップで記述されていたパスのプログラムを削除しました
お客様のパソコンにはウイルス対策ソフトはインストールされていませんでした。ルーターもなくブリッジモデムと直結です。メモリも256MBでしたので、まずはメモリ増設と「Microsoft Security Essentials」のインストール及びスキャンをお奨めしました。
「Security Central」の情報(ThreatExpert)